映画をあまり見ていない読者ヘ向けて、政治との関わりを手掛かりに映画の楽しさと奥深さを伝える。新旧の映画を織り交ぜ、権力と反権力の関係、家族や宗教、そしてスポーツも含めた社会、日米の銀幕を彩ったエピソードから世界を見通す。国際政治学者だからこそ描ける世界感、とびきり痛快な映画論。
はじめに
第1部 権力と反権力
第1章 権力の群像
1 映画の中の大統領
2 映画の中の君主たち
3 映画の中の三人のイギリス女性像
第2章 抵抗と犠牲者
1 映画の中のホロコースト
2 映画の中の文明と野蛮
3 映画の中の反政府運動指導者たち
第3章 権力と抵抗の狭間
1 映画の中の権力者と芸術家
2 映画の中の天才科学者
3 映画の中の裁判
第4章 小国の悲哀と輝き
1 映画の中のアイルランド
2 映画の中のキューバ
第2部 映画の映し出す社会
第5章 家族の意味
1 映画の中の老人と老い
2 映画の中の不治の病
3 映画の中の親子
4 映画の中の執事と女中
5 映画の中の近親相姦
第6章 神話と聖書が著すもの
1 映画の中の神話
2 映画の中の聖書
第7章 スポーツに漲(みなぎ)るエネルギー
1 オリンピックと映画と政治
2 映画の中のスポーツ
第3部 銀幕の裏表
第8章 日本映画烈々
1 熊井啓と戦後、冤罪
2 三國連太郎のことども
3 森雅之と市川雷蔵
4 高倉健と日米関係
第9章 ハリウッドの虚実
1 リメイク映画の愉しみ
2 米アカデミー賞の魅力
第10章 警世と夢想のSF映画
1 ゴジラ再来
2 『フランケンシュタイン』と『白鯨』
3 映画の中の近未来
4 SF映画今昔記
おわりに
人名・事項索引
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