中世文学の諸分野にわたって作品の「読み」を問いつづけてきた筆者初の論文集。長らく未詳とされてきた能の典拠を明らかにし、主題上の位置づけを試みた「世阿弥本『弱法師』と阿那律説話」など十五篇を収録する。
伏見院歌出典考
花園院と「誡太子書」の世界
誡太子書箋釈
*
二条良基の連歌三題
世阿弥本『弱法師』と阿那律説話
能『石橋』と『古今集三流抄』
煨芋詩叢ーー五山文学管窺ーー
一条兼良『藤河の記』の漢籍利用ーー鳳のあぶりもの、麟のほしじーー
三条西実隆『再昌草』と漢籍
『衆妙集』のなかの『論語』断章
*
蕪村『俳仙群会図』賛をめぐってーー「文こゝにあらありがたや」考ーー
『大原御幸』と小書「寂光院」
柏木如亭「即事」詩考
*
この世に文学は必要か
雪を聴く
レビュー(0件)