幻覚3-「線型」病態発生論(オンデマンド版)
: アンリ・エー/宮本 忠雄/小見山 実/古川 冬彦/阿部 隆明
第3巻は,幻覚の機械論モデルと力動論モデルを扱っている。
エーは,機械論・力動論ともに,幻覚を心象の強化というメカニズムでとらえ,その原因を異常な感覚刺激,あるいは欲動とすることで,あまりに単純な原因と結果の結びつきを予測していると批判しているのである。本巻でエーは,機械論つまり器質論と力動論それぞれの利点・欠点を論じており,このあといよいよ,彼の理論の中核そして統合発展ともいうべき,「器質力動論(第4・5巻)」へとつながってゆく。
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