生家を離れ、単身武家への奉公に出た奥女中。家柄に関係なく器量次第で出世できた彼女たちの働きぶりやキャリア形成、老後の待遇はいかなるものであったのか。儀礼の差配、親族大名との交際・文通、将軍家への使者など、奥向から大名家の存続を支えた職務に注目。年功を積み上げ生涯をかけて職をまっとうした奥女中の姿に、働くことの意味を問う。
奥女中と出会うープロローグ/伊達家歴代の「奥向奥方」(伊達家の相続と奥女中/初代政宗から四代綱村まで/五代吉村から七代重村まで/八代斉村から一三代慶邦まで)/奥女中の就業規則(職務と役割分掌/出仕・役替・昇進・懲罰/給与と待遇)/行事と交際を支える(行事と作法/文通を担う)/御城使 江戸城大奥へ使者となる(御城使の任務と権威/「大奥勤め」での登城/非公式ルートの交渉/御城使と男性家臣との協業)/老後と名跡立て(老いても働く/家を興した奥女中)/奥女中として生きるーエピローグ
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