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すべての事件【ものがたり】はここから始まった。謎は原点【ゼロ】に収束するーー鏡の館が写す過去と現在。異形の建築家が手掛けた初めての館、鏡面堂。すべての館の原型たる建物を訪れた百合子に、ある手記が手渡される。そこには、かつてここで起きたふたつの惨劇が記されていた。無明の闇に閉ざされた密室と消えた凶器。館に張り巡らされた罠とWHO、WHY、HOWの謎。原点の殺人は最後の事件へ繋がっていく! <文庫書き下ろし!> すべての事件【ものがたり】はここから始まった。 謎は原点【ゼロ】に収束するーー鏡の館が写す過去と現在。 大人気シリーズ、クライマックス! 異形の建築家が手掛けた初めての館、鏡面堂。すべての館の原型たる建物を訪れた百合子に、ある手記が手渡される。そこには、かつてここで起きたふたつの惨劇が記されていた。無明の闇に閉ざされた密室と消えた凶器。館に張り巡らされた罠とWHO、WHY、HOWの謎。原点の殺人は最後の事件へ繋がっていく!
レビュー(24件)
前作と次回作の中間
前作のトリックとういうか捻りが突出しており、しかも次回作はシリーズ完結編ということで、中間の中途半端な要素もちらほら。それでいて楽しませてくれる作者の力量に感服です。とはいえ、次回作までのフラストレーションは溜まります。
毎回読後に「謎解きされても、なーんかしっくりこないんだよなぁ」と思いつつシリーズ全部読んでます(笑)。 本格&謎解きを期待して館シリーズのようなイメージで読むと、ある種の肩透かしをくらうので、「これはこれ」として読みましょう。「ちょっと、それずるくない?」というトリックも、たまには悪くないです。 シリーズを通してある人物の存在がキーですが、途中からこの人物の存在感がやたら前面に出てきてちょっとうざい気が。 間もなく完結するので、その後通して全部読んでみようかな。