超高齢化社会の日本にあって、近年「終活」と言う言葉をよく聞くようになりました。最近の調査では、60歳以上の8割近い人達が終活の必要性を感じているという。その内容は、人によって異なるものの、おおむね三つに集約されます。財産に関するカネ、家や遺品に関するモノ、そして健康管理や人間関係の見直しと言ったコトの三つ。つまり終活とは、「自分からカネ、モノ、コトを全て取り外した状態を、自分が生きている間に想定して生きること」と言えるようです。「どう生きるか?」ではなく、「どう生きているのか?」が、問われるのです。終活の最終目的は結局「心の平安」に辿り着くのではないか。では、心の平安とは何なのか? 本書では、キリスト教の牧師である筆者がカネ、モノ、コト以外の「ココロ」に焦点を当て、聖書の言葉と先人達の知恵を交えながら、シンプル且つ凝縮した話を伝えます。
はじめに/第一章 新しい人生への転機/誰もが幸せになれる/あなたが存在する理由/死の恐れからの解放/死ぬことは生きること/第二章 新しい人生への考察/後悔と悔い改め/情報の取捨選択は急務/時間はあなただけのものではない/望みは叶えられる/第三章 新しい人生への展望/命より大切なもの/人生を賭けるに値するもの/人生最高の教師/愛されるより愛すること/第四章 新しい人生への出発/人生の三つの価値/人生のリサイクル/終活で最も難しいこと/人生に感謝する
レビュー(2件)
有意義な100ページ!!
一気に読ませていただきました。牧師の説教の様な聖書を前提とする演繹法によってではなく、ナポレオン、ドフトエフスキー、アインシュタイン等、日本人にもよく知られた30人以上の人物の証言による帰納法で、聖書の真実性が鮮烈に浮き彫りにされています。特に小泉信三氏が、お孫さんの葬儀の時にヨブ記1章21節の言葉を牧師を通して出会ってクリスチャンになられたこと、また彼が明仁親王の家庭教師兼、美智子妃との仲人も務めておられたことも、この本で初めて知りました。また、小津安二郎氏が敗戦直後の東南アジアから、命懸けで」日本に帰還する際、自分の船の座席を若いスタッフに譲ってあげたこと、渥美清氏がクリスチャンだった夫人の薦めで病床洗礼を受けていたこと等々.. 私には全て新鮮な情報でした。人生を深く捉え、考えるために是非、皆さんにもお勧めしたい100ページです。
ありそうでなかった一冊
一般書店でも、聖書の入門書や三浦綾子の作品などは見かけるが、これほどストレートかつシンプルに聖書のメッセージを伝える一般書は数少ない。 本書の主題は明快だ。「自分が死んだらおそらく天国に行けるだろう」「そんなことを考えても仕方がない」。多くの日本人はそのようなことを考えているが、それは間違っていること。そして、聖書だけがそれらに対する明確な答えを提示していること。この2つだ。 「相手に宗教の勧誘という印象を持たれることなく伝道できる本」をコンセプトに、サイズも漫画本などによく見られる四六判に合わせ、コンパクトに100ページに仕上げられている。 ナポレオンやドフトエフスキー、アインシュタインから、「寅さん」でおなじみの渥美清まで、日本人にもよく知られた人物が30人以上登場する。聖書を前提とした演繹(えんえき)法によってではなく、日本人にもなじみのある人物や出来事を客観的に提示しながら、帰納法によって聖書の真実性を浮き彫りにしていくため、一般の読者にも分かりやすい。