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土用の入りが近づき、澪は暑気払いに出す料理の献立に頭を悩ませていた。そんなある日、戯作者・清右衛門が版元の坂村堂を連れ立って「つる家」を訪れる。澪の料理に感心した食道楽の坂村堂は、自らが雇い入れている上方料理人に是非この味を覚えさせたいと請う。翌日、さっそく現れた坂村堂の料理人はなんと、行方知れずとなっている、天満一兆庵の若旦那・佐兵衛と共に働いていた富三だったのだ。澪と芳は佐兵衛の行方を富三に聞くが、彼の口から語られたのは耳を疑うような話だったー。書き下ろしで贈る、大好評「みをつくし料理帖」シリーズ、待望の第三弾。
レビュー(455件)
今回もあっという間に読んでしまいました。面白かったです。料理の描写がどれも美味しそうで、読んでいるとお腹が減ってきてしまいます。食事前に読んでいるとたまりません。澪の恋の行方も気になり、次の巻がまた楽しみです。
想い雲 みをつくし料理帖3
想い雲ー鱧が取り持つ幼馴染との縁で「ほっこり」。そして、初雁ではふきの弟・健坊に「はらはら」。小松原の謎が少しずつ解かれていくオマケ付。当たり前だが、この時代、旬の食材を旬に出す。食べ物の描写だけでも十分季節を感じさせてくれるのが、何とも良い!
是非お奨めしたい本
とても読みやすく、夢中になってしまう本です。全巻読まなければいられなくなりますね。
想い雲
内容のレビューは控えますが、おもしろいです。
登場人物全てが愛おしい
色々な人が登場します。いい人悪い人。でも、いやな気持にさせたままにしない文章の書き方が素敵です。続きが気になって気になって(笑)まとめて購入しておいて良かったと思えた作品です。