多様な日本語の不思議さを理解できる良書。初めは世代間ギャップが生まれやすい略語や、知る人ぞ知る業界用語の考察。モーラという単位が鍵となって、規則性のある略語が生まれることが分かる。世代間で日本語が通じなくなるのは、元の言葉を類推できないからということか。後半は方言に関する考察。私の故郷は太平洋側の港町で、漁師の往来から東北から関西の言葉が地元の言葉に取り入れられ、そこに江戸言葉も入る、なかなか面白い土地柄。そうは言っても標準語圏なので、関西や著者の出身地・鹿児島との方言の比較は面白い。,気軽に読める本である。帯に「今日、パンツはいてくればよかった」と書かれいるが、著者が通勤電車の中で、若い女性たちのグループのひとりが、そういったのだが、その女性は、スカートをはいていたので、一瞬、下着をはいていないのかの理解したという文脈の一部である。 確かに、女性の一部は、下に付ける下着のことを、「パンツ」と表現する人もいるだろうが、年配に近くなると、「パンティー」であり、オーソドックスなのは、「ショーツ」であろうと思う。 そういう意味では、著者は、かなり主観的な観点から、例示を行っており、そのような表現をする若い人への調査は行われた様子はない。 社会学的な考察ではなく、あくまでも、著者の言語学者としての視点から書かれたもので、しかも、一般書としての体裁にこだわっているため、現象学的な記述にとどまっている。 二部構成になっていて、方言に関する問題も扱っている。こちらも、羅列的で、読む分には楽しいが、言語には、そういうことが言えるなぁというレベルなので、決して、難しい本ではない。 若い人にも、参考になるだろう。 私は、構造主義的な観点から、本質は同じで、マスメディアや広告、あるいは、マーケティング戦略から作られた差違の範囲と思っている。
レビュー(6件)
多様な日本語の不思議さを理解できる良書。初めは世代間ギャップが生まれやすい略語や、知る人ぞ知る業界用語の考察。モーラという単位が鍵となって、規則性のある略語が生まれることが分かる。世代間で日本語が通じなくなるのは、元の言葉を類推できないからということか。後半は方言に関する考察。私の故郷は太平洋側の港町で、漁師の往来から東北から関西の言葉が地元の言葉に取り入れられ、そこに江戸言葉も入る、なかなか面白い土地柄。そうは言っても標準語圏なので、関西や著者の出身地・鹿児島との方言の比較は面白い。
中高年のかたは、なるほどと思うだろう
気軽に読める本である。帯に「今日、パンツはいてくればよかった」と書かれいるが、著者が通勤電車の中で、若い女性たちのグループのひとりが、そういったのだが、その女性は、スカートをはいていたので、一瞬、下着をはいていないのかの理解したという文脈の一部である。 確かに、女性の一部は、下に付ける下着のことを、「パンツ」と表現する人もいるだろうが、年配に近くなると、「パンティー」であり、オーソドックスなのは、「ショーツ」であろうと思う。 そういう意味では、著者は、かなり主観的な観点から、例示を行っており、そのような表現をする若い人への調査は行われた様子はない。 社会学的な考察ではなく、あくまでも、著者の言語学者としての視点から書かれたもので、しかも、一般書としての体裁にこだわっているため、現象学的な記述にとどまっている。 二部構成になっていて、方言に関する問題も扱っている。こちらも、羅列的で、読む分には楽しいが、言語には、そういうことが言えるなぁというレベルなので、決して、難しい本ではない。 若い人にも、参考になるだろう。 私は、構造主義的な観点から、本質は同じで、マスメディアや広告、あるいは、マーケティング戦略から作られた差違の範囲と思っている。