日清戦争の余燼冷めやらぬ1897年、維新以降の近代教育を受けた新進気鋭の中国文学研究者らが、世界文学としての中国古典の再生を志して発刊した叢書『支那文學大綱』(15巻刊行、未完)。東洋文化への敬意に基づくこの叢書のために嶺雲が執筆した五つの評伝、「莊子」「屈原」「蘇東坡」「高青邱」「王漁洋」を、詳細な編註・解題とともに収める。前巻に続く「評論及び感想五」も収録。
【評 傳】
莊 子
蘇東坡
屈 原
高青邱
王漁洋
【評論及び感想 五】
吾が見たる上海 上海に由て見たる支那
上海の天長節
異國かたり草(一)
『王漁洋』の批評の辯難
同情より出でたる節儉
上杉博士の『婦人問題』を讀む
婦人の奮起を望む
今の文章は冗漫である
雪の西湖
十五年前の回顧
墨子に就きて
雜鈔雜錄
貴婦人論
俳諧數奇傳
成吉思汗
人生の爲
人間の生活を呪ふ
擱筆の後
死の問題
洪 水
日光より
現代文學の社會的影響
編 注
解 題
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