いま、日本の教師は危機的状況にある。
年間5000人が精神疾患休職となる「死と隣り合わせの現場」で働き、その過酷な労働環境が「学ばない教師」「信頼されない教師」を生み出している。
しかしその背景には日本の教育の「構造的な大問題」があると、全国の学校現場を渡り歩く著者は指摘する。
そこで本書では、教師の現状をデータとファクト」に基づき客観的に示し、そこで起きている5つの危機を「ティーチャーズ・クライシス」と題して解説。
現在の危機的状況を脱し、豊かな教育を取り戻す方法についても提言した、未来の教育の必読書。
【本書の内容】
第1章 〇クライシス1 教師が足りない
第2章 〇クライシス2 教育の質が危ない
第3章 〇クライシス3 失われる先生の命
第4章 〇クライシス4 学びを放棄する教師たち
第5章 〇クライシス5 信頼されない教師たち
第6章 教師崩壊を食い止めろ!
レビュー(19件)
妹尾先生の書籍を好んで読んでいます。民間の方だからこそ教員では気が付かない視点を与えてくださいます。
現在の教育現場が抱える多くの問題を、丁寧な取材でまとめた好著。教育関係者のみならず、多くの人にぜひ読んで欲しい。人材の育成は言わば国家100年の計。これなくして国の繁栄はあり得ない。現在の自民党政府のお粗末極まる教育行政を俯瞰することができる。教育関係に進もうと思っている学生は、是非一読を進める。理想だけでは30年以上にわたる仕事を貫徹することはできない。困窮する現場を十分知ることで、新たな1歩が踏み出せる。就いてから失望するのではなく、就く前に知り、覚悟と目標を決める方が未来は開かれよう。