チャールズ・ベル以前の時代には、人間の身体のすみずみまでいきわたる神経は解剖学者による検討では混沌としていて解明の望みのない謎であったが、著者は造物主の作品には不完全で無駄に複雑なものはなく、この見かけ上の混乱も人間の探求の届く範囲内にあると信じていた。情熱や情動の影響で顔つきや身体全体の動きがどう変化するかを追跡しながら、神経の起始、走行、停止に関して非常に注意深く検討した結果、従来知られなかった根本的事実をつきとめ、それに続く研究で動物のこの組織の中に簡潔な美が存在することを医学界に提示した。
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