空海の足跡をたどり、その時代風景のなかに自らを置き、過去と現在の融通無碍の往還によって、日本が生んだ人類普遍の天才の実像に迫る。大きな活字で読みやすくなった司馬文学の最高傑作!
著者自身が最も愛した小説にして、積年の思想が結実した記念碑的大作のハードカバー版を、空海生誕1250年を記念し復刊。
さらに巻末には、旧版未収録のインタビュー「『空海の風景』の司馬遼太郎氏と一時間」および歴時学者・貝塚茂樹による書評「形而上学の壮大な展開」を収録。
昭和50年度芸術院恩賜賞受賞作
「筆者はともかくこの稿を書きおえて、なにやら生あるものの胎内をくぐりぬけてきたような気分も感じている。筆者にとって、あるいはその気分を得るために書きすすめてきたのかもしれず、ひるがえっていえばその気分も、錯覚にすぎないかもしれない。そのほうが、本来零であることを望んだ空海らしくていいようにも思える」(あとがきより)
レビュー(3件)
母へのプレゼント
母の希望で購入。少し覗いてみて思うことが、全部ルビが欲しい!慣れない言葉と言い回しがたくさんあって、スラスラ読めない。下巻から届いたので、まだ上巻は届かないから、話もよくわからない。つながりが掴めない。あ~私には難しい。宗教倫理の話にしても若者にも分かりやすく、古文と現代文と分けて表記もされているが、私の勉強不足が感じられた。故父が興味を示したものを母が所望したが、果たして母も読み、理解できるものかは・・睡眠薬になり、飾っているだけの本になりそうな予感。母が喜ぶならよいか。