行政記録をベースとした政府統計制度の再構築が世界の関心事となっている現代、ヨーロッパとの対照においてインド統計改革の知られざる一面を研究する野心作。官僚制的組織の行政記録のデータ構造に沿って統計の生産と利用を批判的に研究する新たな統計理論。
序論
第1章 官僚制的組織と業務統計の基礎概念ーー行政記録と統計制度に関する研究序説
第2章 行政記録と統計制度に関する内外の研究動向ーー「レジスターベースの統計制度」をめぐって
第3章 インドの官僚制度と行政統計
第4章 インドにおける新しい統計領域ーー村落パンチャヤト統計制度の構築
第5章 インド村落における住民基本リスト構築の可能性
第6章 インド村落からみた途上国出生登録の課題ーーミクロレベルの検証
第7章 G.v. マイヤーの第二義統計理論の再構成ーー自己観察概念の現代的展開
補論 未観測経済の計測論再論
終章 結論
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