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小学校卒業後に就職、食の楽しみを覚え、映画や芝居に夢中になり、吉原に通った戦前。海軍でしごかれた戦中期。そして戦後、師・長谷川伸の知遇を得て、脚本家、さらに30代で小説家として立つまでーー。著者の創作のエッセンスが詰まった痛快な青春記。 「時代小説を書いている私の主題のとらえ方の一例が、過去の自分の生活の中から、どのようにして採り出されているかをお目にかける」という著者自身の意図のもと、短篇小説「同門の宴」を併録したファン必読の一冊。インタビュー「池波正太郎の〔青春・小説・人生〕」を増補。 ■目次より 青春忘れもの(祖父の家/蕪と株/再会/夢中の日々/十五代目・羽左衛門/別れ別れ/開戦前後/応召前夜/海軍八〇一空/終戦/恩師/旧友) 同門の宴 〈解説〉池波さんのこと 島田正吾 〈インタビュー〉池波正太郎の〔青春・小説・人生〕 聞き手:佐藤隆介
レビュー(7件)
池波正太郎のエッセイにはまっているので、楽しく拝見しました。
池波先生の作品の中で一番好きな作品です。長く逢っていない親友に贈りました。
読売新聞の日曜の本の紹介コーナーで出たことを知り購入。 東京の下町の少年が、有名作家となるまで、ずいぶん細かく書いてあります。 2度の離婚を経験した母親に育てられ、 「家に仕送りはいらない、自立さえしてくれたらいい」 と言われ、小学校を出て、すぐに株屋に就職して 高年収となり、衣食住はもちろん、いろんな人との出会いがあって面白いです。
読みたかった本が手に入り喜んでました
母に頼まれて購入しました!必死に読んでいました! 面白かったのでしょう!安く購入できて良かったし、家にいながら本が届くだなんて便利な世の中になったと喜んでました