●より良き新公益法人制度の定着をめざす!
2008年12月、わが国では、民法に規定された公益法人制度の抜本的な改革が施行されました。そのモデルとなった2006年英国チャリティ改革後の変容に焦点をあてた調査研究をふまえ、新制度をより市民社会にとって望ましいものとして普及定着させるためのグランドデザインを描き出します。
英国では、新制度は期待されたとおりに円滑に運営されているのか、チャリティをめぐる環境変化や政権交代による影響はあったのか、日本の今後にどのような示唆を与え得るのかなどを、研究者および実務家が協働して多角的な視点でアプローチした初の本格的研究書。
第1章 英国における市民社会政策の変化(中島智人)
1 はじめに
2 1990年代のボランタリーセクター
3 労働党政権時代の市民社会政策
4 社会的企業政策
5 保守党・自由民主党連立政権における市民社会政策
6 コンパクトの制定と変容
7 緊縮財政とボランタリーセクター
8 まとめ
第2章 2006年チャリティリフォームとその後
1 チャリティと非営利団体制度の改革法制(石村耕治)
2 新制度の実施とその実態(溜箭将之)
3 統計からみたチャリティの動向(白石喜春)
第3章 チャリティコミッションと市民社会の動き
1 チャリティコミッション改革(岡本仁宏)
2 英国の中間支援組織(中島智人)
第4章 社会的企業とチャリティ
1 社会的企業とチャリティ(中島智人)
2 社会的投資政策の展開(小林立明)
第5章 チャリティの政治活動の規制(岡本仁宏)
1 規制の概要
2 チャリティの政治活動をめぐって
3 NPOの公金受入れとアドボカシー
4 むすび
第6章 スコットランドにおけるチャリティの現状(溜箭将之)
1 はじめに
2 スコットランドにおけるチャリティの歴史的背景
3 2005年法の概要
4 スコットランド・チャリティ規制局
5 スコットランド・チャリティ登録簿
6 新しいチャリティ・テスト
7 規制局の判断に対する不服審査
8 スコットランド公益法人(SCIO)
9 クロスボーダー問題
10 今後のゆくえ
第7章 日本の市民社会組織への示唆(濱口博史)
1 市民社会政策の変容と市民セクター・中間支援組織の果たしている役割
2 市民社会政策の変容と市民セクター・中間支援組織の変容
3 チャリティ制度の変容
4 チャリティの政治活動をめぐって
5 社会的経済の生成と育成ー社会的企業の育成
6 社会的投資
【事項索引】
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