私が二人いる!!
「分身」は日常生活の中にあらわれる、最も神話的なモチーフの一つである。自分が二人いる(ドッペルゲンガー)、意識が体を離れて外部から自分を見る(自己像幻視)、多重人格、双子、敵兄弟、影武者、追跡者など、分身の諸相を東西の神話・伝説・文学にたどる。
動物・植物・鳥類・昆虫・魚類・風土・異界・失墜に続き、比較神話学の第一人者が積年の研究の圧倒的な蓄積を基に綴る第9弾!!
はじめに
I 神話にみる分身
1、ギリシャ神話
2、日本神話
3、北欧神話
4、エジプト神話
5、インド神話
6、メソポタミア神話
7、朝鮮神話
8、アメリカの神話
9、聖書
10、双生児の神話
II 神話的文学の分身
1、昔話(民話・伝説)の分身
2、海外の文学
3、日本の文学
4、双生児の文学
III 分身文学序説
1、泉鏡花における自己像幻視と分身
2、近代文学における分身像
(1)森鷗外、梶井基次郎、大岡昇平、梅崎春生、安岡章太郎
(2)内田百間
(3)岡本かの子、三島由紀夫、遠藤周作
おわりに
註記
主な参考文献
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