内容紹介にもあるように切なくもさわやかな新選組小説でした。 特に最終章が切なすぎて涙が出ました。,幕末を描く作品は、『竜馬がゆく』に代表される倒幕派と、新選組や会津を題材にした佐幕派に別れる。しかし、どちらの派も日本国を思う気持ちは同じだったのではないか。土方歳三を主柱にしたこの物語は、新選組発足前の土方、近藤らの青春から、彼らの目線で幕末の動乱を、あたかも主要なチャプターをスキップするように語られていく。史実を踏まえつつ、小説として彼らの想いをいかんなく表現した作品だった。ただ、歴史小説をものするなら「四六時中」ではなく「二六時中」という表現にこだわってほしかったな。,区切りが短いのでちょこちょこ読めていい。,約560Pとけっこうなボリュームなので不安でしたが、読みはじめたら一気に作品の世界に引き込まれてしまいました。 各章ごとにメインの人物が変わるのですが、そのことによって登場人物を様々な角度から描写していて人物像に深みがでています。 僕は斉藤一が昔から好きなのですが、ますます好きになりました。 各章も十数ページ~二十ページほどに纏まっていますので少しの時間でも気軽に読み進めることができてよかったです。 新撰組が好きな人、あまり知らない人にもおすすめです。,色々な考え、それぞれの思いを、様々な立場の人間が語りながら、新選組の栄枯盛衰を描くという形式の本です。見る角度が違うと全く違う話になってしまいますね。
レビュー(129件)
内容紹介にもあるように切なくもさわやかな新選組小説でした。 特に最終章が切なすぎて涙が出ました。
幕末を描く作品は、『竜馬がゆく』に代表される倒幕派と、新選組や会津を題材にした佐幕派に別れる。しかし、どちらの派も日本国を思う気持ちは同じだったのではないか。土方歳三を主柱にしたこの物語は、新選組発足前の土方、近藤らの青春から、彼らの目線で幕末の動乱を、あたかも主要なチャプターをスキップするように語られていく。史実を踏まえつつ、小説として彼らの想いをいかんなく表現した作品だった。ただ、歴史小説をものするなら「四六時中」ではなく「二六時中」という表現にこだわってほしかったな。
区切りが短いのでちょこちょこ読めていい。
おすすめです。
約560Pとけっこうなボリュームなので不安でしたが、読みはじめたら一気に作品の世界に引き込まれてしまいました。 各章ごとにメインの人物が変わるのですが、そのことによって登場人物を様々な角度から描写していて人物像に深みがでています。 僕は斉藤一が昔から好きなのですが、ますます好きになりました。 各章も十数ページ~二十ページほどに纏まっていますので少しの時間でも気軽に読み進めることができてよかったです。 新撰組が好きな人、あまり知らない人にもおすすめです。
色々な考え、それぞれの思いを、様々な立場の人間が語りながら、新選組の栄枯盛衰を描くという形式の本です。見る角度が違うと全く違う話になってしまいますね。