- 42
- 4.0
兄姉は自殺・失踪し、暗い血の流れに戦きながらも、強いてたくましく生き抜こうとする大学生の“私”が小料理屋につとめる哀しい宿命の娘志乃にめぐり遭い、いたましい過去を労りあって結ばれる純愛の譜『忍ぶ川』。読むたびに心の中を清冽な水が流れるような甘美な流露感をたたえた名作である。他に続編ともいうべき『初夜』『帰郷』『團樂』など6編を収める。
兄姉は自殺・失踪し、暗い血の流れに戦きながらも、強いてたくましく生き抜こうとする大学生の“私”が小料理屋につとめる哀しい宿命の娘志乃にめぐり遭い、いたましい過去を労りあって結ばれる純愛の譜『忍ぶ川』。読むたびに心の中を清冽な水が流れるような甘美な流露感をたたえた名作である。他に続編ともいうべき『初夜』『帰郷』『團樂』など6編を収める。
レビュー(42件)
父に頼まれて購入しました。とても暗い内容ですが、色々考えさせられる。と言っておりました。
特に指摘するような問題点はありませんでした。
ずっとほしかった本が手には入ったのでよかったです。 背筋がしゃんと伸びるような、伸ばさないと読めないような、そんな本です。
母に頼まれて購入しましたが、探す手間も省けて助かりました。
よい
しみじみとした、 男女の情景がここにあって とても染み入る 短編だと思う。 この小説に登場する、 志乃という女に、 なんとなく 自分が恋をしてしまったような、 そんな気持ちにさせてくれる。