【輸入盤】オルフ:カルミナ・ブラーナ、フレンニコフ:交響曲第2番、ブリテン:左手 コンヴィチュニー(2CD)
コンヴィチュニー希少録音集
カルミナ・ブラーナほか、すべて初出レパートリー
ベートーヴェンのミサ・ソレムニスのリハーサル中に亡くなった往年の大指揮者、フランツ・コンヴィチュニー[1901-1962]の希少なレパートリーを集めた好企画盤。
この2枚組アルバムに収められた3曲が録音された1950年代は、コンヴィチュニーが東ドイツ指揮界のトップの地位に君臨していた頃。古典&ロマン派ドイツ音楽の王道路線を歩んでいたかにみえた巨匠が、ブリテンにフレンニコフ、オルフという意外なレパートリーを取り上げています。
ブリテンの『左手』は、第1次世界大戦で右腕を失ったピアニストのため、ラヴェルの『左手』のほぼ10年後、1940年に書かれた27分ほどの作品。美しい部分をふんだんに含む多彩な音響が聴きものの傑作です。通常は1954年に改訂されたヴァージョンを用いますが、ここでの録音は1951年におこなわれているので、最初のヴァージョンによっているのもポイント。
フレンニコフの交響曲第2番は、スヴェトラーノフによる爆演で有名になった作品ですが、これでようやく異なる解釈で聴けることになります。演奏はコンヴィチュニーらしくどっしりと構築されたものということで、スヴェトラーフの34分36秒に対し、37分37秒と遅めのテンポを採用、重厚な雰囲気が作品の気恥ずかしさ(?)を多少は緩和してくれているようです。
オルフ『カルミナ・ブラーナ』は、コンヴィチュニーにいかにもふさわしそうな作品ながらこれまで録音で聴くことのできなかった注目作。演奏時間62分20秒と遅めのテンポが設定されており、堂々たる貫禄を示しているということです。
CD1
・ブリテン:左手ピアノと管弦楽のための主題と変奏(Diversions)作品21
ベルリン放送交響楽団
ジークフリート・ラップ(ピアノ)
フランツ・コンヴィチュニー(指揮)
録音:1951年10月21日
・フレンニコフ:交響曲第2番作品9
ベルリン放送交響楽団
フランツ・コンヴィチュニー(指揮)
録音:1955年4月21日
CD2
・オルフ:カルミナ・ブラーナ
ミラヴ・スオルトヴァ(ソプラノ)
アントニン・ヴォタヴァ(テノール)
テオドル・スルバス(Br)
チェコ国立歌劇場合唱団
ヤン・キューン(合唱指揮)
プラハ放送交響楽団
フランツ・コンヴィチュニー(指揮)
録音:1957年5月31日
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