蘇我馬子が創建した法興寺(飛鳥寺)が、平城遷都にともなって奈良に移転し、南都七大寺の一つに数えられる元興寺と称してから1300年。文献・考古・建築など、各分野の専門家たちが集い、古代の大寺から中世的都市寺院を経て今日にいたるその歴史と文化財をわかりやすく解説した講演を集成。元興寺研究の最前線へ誘うコラムも多数収録する。
序文…辻村泰善/特別講演 法興寺の光と影…里中満智子/仏法元興ー日本仏教の源流(法興寺の造営…東野治之/飛鳥のまちづくりは法興寺創建からはじまったー考古学からみた法興寺の実像とその役割…黒崎 直/法興寺と飛鳥時代の建築…箱崎和久/飛鳥寺(法興寺)の創建…相原嘉之/法興寺塔心礎埋納品が語る古代史…塚本敏夫)/コラム 元興寺研究の最前線からー考古学・自然科学編(元興寺五重大塔の鎮壇具…佐藤亜聖/金石文と三次元計測…村田裕介/元興寺についての考古学的研究の現段階…坂本 俊)/元興寺一三〇〇年の歴史と文化財(法興寺から元興寺へ…東野治之/遷都にともなう寺院移転と元興寺…上原眞人/年輪年代からみた元興寺僧房の履歴…狭川真一/元興寺の中世化ー古代官寺から中世的都市寺院へ…横内裕人/納骨塔婆からみた元興寺極楽坊納骨の展開…藤澤典彦)/コラム 元興寺研究の最前線からー文献学・美術史学編(元興寺経の古写経研究…三宅徹誠/観音堂本尊十一面観音菩薩像の行方…植村拓哉/華厳宗元興寺所蔵文書をひもとく…服部光真)/あとがき…服部光真
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