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日本中が大注目!荒川弘最新作!! 超ヒット作『鋼の錬金術師』の荒川弘の最新作! 大自然に囲まれた大蝦夷農業高校に入学した八軒勇吾。授業が始まるなり子牛を追いかけて迷子、実習ではニワトリが肛門から生まれると知って驚愕…などなど、都会育ちには想定外の事態が多すぎて戸惑いの青春真っ最中。仲間や家畜たちに支えられたりコケにされたりしながらも日々奮闘する、酪農青春グラフィティ!! 【編集担当からのおすすめ情報】 あの『鋼の錬金術師』の荒川弘先生がサンデーで週刊連載に初挑戦!その超話題作が早くもコミックスになりました!濃厚すぎる農業高校を舞台に、主人公の八軒勇吾が悪戦苦闘しながらも、命の大切さを学んでいく…汗と涙と土にまみれた青春物語です。前作のファンタジーとは、違った面白さが詰まっています。こんな時代だからこそ、絶対に読んでほしい。そんな作品です! 第1話 春の巻1 第2話 春の巻2 第3話 春の巻3 第4話 春の巻4 第5話 春の巻5 第6話 春の巻6 第7話 春の巻7 第8話 春の巻8
レビュー(556件)
なりたい自分になるということ
どこぞのCMで「なりたい自分になる!」というキャッチコピーがありますが、なりたい自分になるということ、その為に何をすれば良いかということ、それを意識して毎日を積み重ねていくというのは難しいものだと思います。 これは受験戦争から脱落し、周囲に勧められるままに農業高校へ進学した元進学校生のお話。 周囲にいるのは親御さんが農家を営んでおり、肉牛乳牛鶏の飼育に野菜の肥育などを幼い頃から体験してきて、将来家を継ぐことが決まっている学生が大半である中で、主人公はおおよその読み手と同じように農業のことについて何も知識のないところから、その学生生活を通じて農家ってこんなことしてるんだ、こんなに働いているんだ、という驚きと共に様々な体験を積み重ねていきます。 普通科の学生が与えられた課題をこなし漠然と目の前に広がるレールを歩いている中で、より明確な意識を持って一足先に大人になっていく学生達の姿は少しまぶしく感じます。 親が稼いだ、あるいは自分でバイトをして溜めたお金を払って大学にいって、そこで積み上げた知識でもって卒業後に就職してお金を稼ぐということ。 自立して生活していく為に自分の糧は自分で得るというのは当たり前のことのように思うのですが、それが分かってないまま社会に出る人がなんと多いことか。 週にたった2日バイトしているだけなのに、一人暮らししたいの!などという大卒の知り合いの声には眩暈がしましたが、こんな人は現実にあちこちにいます。 大学行ったけど何もできませんフリーターです、なんてことにならないように、中高生にお勧めしたい漫画です。 何か得られるものがあると信じたいですね。
実家が農業やってましたが、農業高校にはまったく縁がなかったので興味深く読み始めたのですが・・・畜産、、それは普通の人にはハードルが高過ぎるだろ・・。(呆 子供の頃、我が家には農耕馬がいましたし、両隣は(ま、うちの故郷の隣家は3-400mしか離れていませんが)、米作りに加えて肉牛飼育と養豚をやっていました。母の実家では10頭の乳牛を飼っていましたから、家畜を抱える生活が大変なことは読む前からわかっていました。しかし、改めてその大変さを認識させられます。。 私の弟が文系の大学を卒業するにあたって畜産のヘルパー(農家の人手不足を補ったり、家族旅行や冠婚葬祭で外出する時などに入るヘルプ業)をやると言い出し、家族会議になった時のことが思い出されます。 コメ農家の親ですら心配する、、それが畜産です。 それにしても、舞台となる農高生は入学時点で明確な目標持っていて凄いですね。やはり今どきのプロ農家の子弟は違う。 私の同級生も結構な人数が農業高校に進学しましたが、もっとのんびりしていた気がします。まあ、輸入食品との競争なんて全くない、のほほんとした時代だったですからね。 何はともあれ、農業とは食物を生産する仕事です。家業としてやっていくからには、場合によっては生産を妨げる害獣(モグラ、キツネ、猪、熊など)の命を奪う場面にも直面します。 畜産ともなると、動物の生命をもっとシビアに、悪く言うと資産(モノ)として取り扱うように見える場面もあるでしょう。 スーパーの精肉コーナーで発泡トレーにのせられた肉や乳製品の裏の世界をもっと広く知ってもらえればいいな、と、農業からドロップアウトした者としては思わずにはいられません。
面白い!
ハガレンの時からこの人のは読んでいましたが、今回は全く毛色が違うのでちょっと驚きです。でも面白いのは変わらない…別の面白さがありますね! キャラの描き分けがとにかく素晴らしい。コミック苦手な友人にも好評ですw
漫画大賞のニュースで知ってから1,2巻まとめ買いです!! 前作(鋼の錬金術師)と違い壮大な感じはないものの 生命に真剣に取り組む主人公がとても親しみやすいです。 続きが楽しみです♪
とにかく面白い(^^)
百姓貴族も面白かったですし、ハガレンも大ファンです♪ 農業高校出身、卒業後に畜産関係に進んだという経緯もあって(専攻は養鶏でしたが)、北海道の農業の規模の大きさに驚いたり、いくらなんでも高校でここまでできるのか・・・?とか、突っ込みどころが無いわけではないですが、それを差し引いても、やっぱり面白いです(^^) サンデーも読んでいて、鶏の卵を産むシーンで「卵が出てくる方向が逆だ」と思ったら、コミックでは修正されていましたね(誰かからツッコミが入ったのか?) 自分は八軒の同級生たちと同じ感覚なので、八軒がもどかしかったりしますが、その不器用さが魅力ですね(^^) これからも悩みまくる八軒を楽しみたいと思います♪