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「おめでとうございます! 抽選にあたりました! 」 生前の罪により輪廻のサイクルからはずされたぼくの魂が天使業界の抽選にあたり、 再挑戦のチャンスを得た。 自殺を図った中学三年生の少年、小林真の体にホームステイし、 自分の罪を思い出さなければならないのだ。 ガイド役の天使のプラプラによると、父親は利己的で母親は不倫しており、兄の満は無神経な意地悪男らしい。 学校に行ってみると友達がいなかったらしい真に話しかけてくるのは変なチビ女だけ。 絵を描くのが好きだった真は美術室に通いつめていた。 ぼくが真として過ごすうちに、しだいに家族やクラスメイトとの距離が変っていく。 モノクロームだった周囲のイメージが、様々な色で満ちてくるーー。 高校生が選んだ読みたい文庫ナンバー1。 実写映画、アニメ化。 累計100万部突破の大人も泣ける傑作青春小説! 解説・阿川佐和子
レビュー(2270件)
中高生に読んで欲しい本ナンバーワン
中学生の頃、母親がハードカバーで買ってくれた本です。小説が苦手な私が夢中になって読んだ記憶がありましたが、内容はすっかり忘れていました。 そういえばうちにないなと気付き、買って、四半世紀ぶりに読みました。 やっぱり素晴らしい本でした。この世があまりにカラフルだから、自分の色が分からなくて。いい大人になっても分かりませんよ。四半世紀ぶりに泣きました。 とにかく中高生に読んで欲しい本ナンバーワンです。あの頃にカラフルを読んだ事が、自分の財産になってたんだって気付きました。ありがとうカラフル。
思春期で思い出した黒歴史
たまたまお勧めに出てきた「カラフル」。 評価も高く読んでみようと思い購入。 早速届き読み始め「転生系かぁ~」と軽い気持ちで読み進めてたが、 途中から涙が止まらなくなってきた。自分も小林真のような人生を送ってた。そんなことを思い出させてくれた。他人から評価され自分という人格が押し込められまったく楽しくなかった学生時代。自サツはしなかったがクラスの子から嫌がれせや陰口を言われたり。ただ、美術部で絵を描いてたり部員とは仲良かったのでそこだけは自分の居所だった。だから感情移入もしやすく自分が学生時代経験したかったことが言語化されててすんなり頭に入ってきたこともあり即読了。そうそう私もこんな感じで学生時代楽しみたかったと。やはり、青春時代唯一できた友達に勝るものはないな。もちろん家族との絆も。
学校の朝読書用にちょうど良さそう、ということで購入。気に入ってその後も何度も読み返す一冊になった様子。
中学生におススメ
中学生の子供に買いました。読んでみて読みやすく内容も面白かったと言っていました。おススメです。
鈴木福くんのミュージカルを見て本も読んでみたいと思い購入しました。 私も主人公と同じ高校受験を控えておりますが自分の道を信じて進もうと思いました。とてもいい作品です。