『五彩の虎の冒険』シリーズ、『彪〜Age13〜 お姫様との大冒険』シリーズのスピンオフ作品。『五彩の虎の冒険』では、主人公、扇賢の仲間の一人として、戦いの中での重要な役割を担う凄腕『術者』である一般庶民の少年であり、『彪〜Age13〜 お姫様との大冒険』シリーズでは、多くの謎を持つ辣腕『術者』、そして、初恋の相手であり、彼の『相棒』でもある『斎姫』、暎蓮を、数々の妖異から護るためだけに自己の『存在理由』を見出していた、宮廷史上最年少の十三歳で『斎姫・補佐官』となった主人公、白点 彪。だが、暎蓮と、彼の兄貴分であるその夫、扇賢をはじめとする、仲間たちとのそれまでの幸せな生活から、旅先で、ある事件が起こったことで、最愛の人である暎蓮との別れを経験させられ、そして、仲間たちとも縁を切ってしまった、彼。そして、その四年後。事件後の数年間、孤独に耐えかね、自らを責めながらも、荒みきった生活を送りつづける青年となってしまった彪。だが、一方では、かつて『斎姫』であった暎蓮の次の存在とも言われるほどの清浄な『気』も、いまだ失ってはいなかった。宮廷で、城じゅうの人間たちから『はみ出し者』扱いを受けていながら、それでも、とある理由から、『宮廷巫覡』をつづけている彪だが、ある日、暎蓮の妹、信羅と偶然出会い、彼女と交流するうちに、少しずつ凍りついていた心が溶かされていく。そして、かつて、兄貴分である扇賢が倒した強敵の悪霊から信羅を護り、戦うことで、彼は、意識だけではあったものの、愛する女性、暎蓮と再び出会うことができ、彼女との、忘れていた大切な『約束』を思い出す。そのとき交わした、最愛の存在である彼女との、新たな『永遠の想い』の詰まった『約束』の結果を待つために、彪は、再び、ずっと自分を待っていてくれた仲間たちとともに、前を向いて歩きだす決心をする……。単発長編小説、『彪』のその少しあとに起こる、暎蓮から彪への想いをつづった手紙、彼らの『永遠の約束』を描いた掌編小説も、お楽しみに!
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