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仕事でも趣味でも、たえず新しい知識や技術の習得が、人生を豊かにする。英会話、パソコン、ゴルフ、さらに、あらゆる資格や稽古ごと等々。やる限りは上達したいものである。万年初心者ではつまらない。では、上達を極めた人と、そうではない人と、どこが違うのだろうか?▼本書は、記憶心理学、学習心理学、記憶心理学などをベースに、上達法を科学的に分析。まず、「できる人」の記憶の構造はどうなっているのだろうか。アイコニックメモリ(感覚記憶)、ワーキングメモリ(作動記憶)、長期記憶などについて説明する。そして、上達の力学が<スキーマ>や<コード化>という能力にあることを解明。その理論から独自の上達ノウハウを披露する。「得意なものにこだわる」「大量の暗記暗唱法」「マラソン的訓練法」等々。さらに上達のプロセスで必ず訪れる「スランプ」とは何か、その対策も論じている。▼努力が報われるために、本人だけでなく、親、教育者、コーチ必読の書。 ●第1章 能力主義と上達の法則 ●第2章 上達と記憶のしくみ ●第3章 上達した人はどこが違うのか ●第4章 上達の方法論ーー中級者から上級者になるステップ ●第5章 スランプの構造と対策 ●第6章 上級者になる特訓法
レビュー(102件)
効率のよい努力を科学する
サブタイトルに「効率のよい努力を科学する」と書いてある通り、上達について細かに分析しています。全て納得する内容ですが、ちょっとしつこい印象を受けました。例えが繰り返されて、食傷気味になってしまいました。 上達についての分析は、なるほどと思う部分ばかりです。自分の経験と照らし合わせながら読むことになると思いますので、印象は各個人で変わってくると思います。でも、どんな人でも、再確認という意味では有効ではないでしょうか。
期待していた内容ではありませんでした。目新しいことは書いてありませんでした。残念。
メカニズムが
この本により上達するということのメカニズムがわかりましたが、では具体的に何をどうするかということについてはあまり詳細ではないです。 結局、上達するには自分で冷静に現状を分析するということが求められます。
アマゾンでは新品が品切れで中古がとんでもない高値になっていたのをこちらで見つけて買いました。
法則なのかな!?
個人差を感じる上達方法に思えます。万人受けの本ではなく、筆者と同質な方にはいい上達の法則が汲み取れるのでは…と思えました。