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生命よ、自由であれ 生命の本質は、自己複製ではなく、絶え間のない流れ、すなわち動的平衡にある。鮮やかに喝破した前著から2年。生物学の新しい潮流エピジェネティクスは、ダーウィン進化論の旧弊を打ち破るか。動物を動物たらしめた必須アミノ酸の意味とは? 美は動的平衡にこそ宿り、遺伝子は生命に対して、自由であれと命じている。さらなる深化を遂げた福岡生命理論の決定版がついに登場。 第1章 「自由であれ」という命令ー遺伝子は生命の楽譜にすぎない 第2章 なぜ、多様性が必要かー「分際」を知ることが長持ちの秘訣 第3章 植物が動物になった日ー動物の必須アミノ酸は何を意味しているか 第4章 時間を止めて何が見えるかー世界のあらゆる要素は繋がりあっている 第5章 バイオテクノロジーの恩人ー大腸菌の驚くべき遺伝子交換能力 第6章 生命は宇宙からやって来たかーパンスペルミア説の根拠 第7章 ヒトフェロモンを探してー異性を惹き付ける物質とその感知器官 第8章 遺伝は本当に遺伝子の仕業か?-エピジェネティックスが開く遺伝学の新時代 第9章 木を見て森を見ずー私たちは錯覚に陥っていないか
レビュー(101件)
前作も読みました。生命の本質がよくわかります!
わかりやすい内容
読みやすかった。わかりやすい。オススメ。」
おなじみ「動的平衡」をテーマに、福岡センセイの語り口はわかりやすく、かつ、奥深いものでした。取り上げられるファクトも興味深く、一気に読めました。
とってもよかった
1に続き2もあっという間に読みました。お薦めです。
興味深い話
「動的平衡」や「生物と無生物のあいだ」と話がかぶるところがありますが、それらを読んだ後に読んだ方が読みやすいかもしれません。大腸菌から大きな哺乳類まで生物の仕組みは良くできていると感心させられました。こんな仕組みが長い年月をかけても自然発生的にできるものなのか夜も眠れなくなりそうな内容です。この本を読むと少し人生観が変わるかも知れません。