一遍聖絵 十一巻 室町時代
重要文化財=巻一・二・四・九〜十二 *巻三・七・八甲・八乙は後代補巻
全国各地を遊行しながら教化につとめた時宗の開祖一遍上人智真(一二三九〜一二八九)の生涯を描いた絵巻。尊経閣文庫所蔵本は、清浄光寺本(国宝、正安元年[一二九九]、聖戒編、十二巻)の古模本で、もと新善光寺御影堂蔵本である。巻一〜四は着色、巻七〜十二は白描。必ずしも原本に忠実な模写というわけではなく、新たに描き加えられた事物のほか、清浄光寺本で抹消・修正されている箇所を抹消以前の原形のままの状態で描いている箇所も存在する。諸国遊行の途次における公家や武士・地方有力者と一遍の交流が風景描写と共に克明緻密に描かれており、当時の庶民生活・風俗を知るための重要資料の一つとなっている。
巻一
巻二
巻三
巻四
巻七
巻八甲
巻八乙
場面解説
詞書翻刻
法量表
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