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私が救ったのは、天使か、悪魔かーー。 殺した後、一晩かけて遺体をバラバラにする殺人鬼ーー通称「真夜中の解体魔」。 婚約者を殺された救急医の秋穂は、深い悲しみを抱えながらもなんとか職場に復帰をしたところだった。 そこに運ばれてきたのは、交通事故で重傷を負った美少年・涼介。 無事、命を救うことができたが、手術室を出た秋穂に刑事が告げる。 「彼は『真夜中の解体魔』だ」とーー。 涼介に復讐しようとする秋穂に、涼介は綺麗な涙を流しながら訴える。 「僕は罠にかけられただけなんです」とーー。 無実に思える証拠を見せられた秋穂は、ためらいながらも涼介と真犯人を探すことになるが……。 涼介は真犯人に操られた哀れな人形(マリオネット)なのか、それとも周囲を操る冷酷な人形遣いなのか。 ラスト1頁(ページ)、あなたは必ず絶叫する! 衝撃のクライムサスペンス。 【プロフィール】 知念実希人(ちねん・みきと) 1978年、沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒、日本内科学会認定医。2011年「レゾン・デートル」で第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。12年、同作を改題し、『誰がための刃』で作家デビュー(19年『レゾンデートル』として文庫化)。「天久鷹央」シリーズが人気を博し、15年には『仮面病棟』が啓文堂文庫大賞を受賞、ベストセラーとなる。18年『崩れる脳を抱きしめて』、19年『ひとつむぎの手』、20年『ムゲンのi(上・下)』と本屋大賞に3年連続でノミネートされる。22年『硝子の塔の殺人』で本屋大賞ノミネート。24年『放課後ミステリクラブ 1 金魚の泳ぐプール事件』で本屋大賞ノミネート。『優しい死神の飼い方』『時限病棟』『リアルフェイス』『レフトハンド・ブラザーフッド』『誘拐遊戯』『十字架のカルテ』『傷痕のメッセージ』など著書多数。
レビュー(119件)
騙し騙され
確かに、騙されたわ。 でも、不思議とハラハラ感はなく。 被害者全員が「真夜中の解体魔」による犯行ではなかったことが、 余計に難しくさせたんかな。 警察以上に動ける人もすごいけど、 警察も最終的に騙されて、そっちの方が衝撃やなと思った。 最後の終わり方が絶叫もん。 主人公も絶叫してた。 話の流れも騙された感も犯人の動機も違和感はないねんけど、 そっか、そうなんや、で終わってしまった。
主人公が微妙
主人公の救急医の考え、行動ははっきり言って現実的ではないかな。後味も良くないし、最後に犯人が正体を明かしたあと、そのまま逃げ切れるとは思えず全体的なストーリーの作りに無理がある。つまらない訳では無いが個人的には期待外れの感が強かった。
ちょっと微妙です。女医だという主人公の行動があまりに軽薄すぎ。結末も予想通りでした。
とても楽しめました。 新作も楽しみです。 届いた商品の状態も、良かったです。 今後とも、よろしくお願いいたします。
一連のストーリーに引込まれます
小さな書店では取り扱ってなく、直接たのみました、