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▼第1話/鳥籠酒家▼第2話/破戒▼第3話/シルクロードからの土産▼第4話/ジョージ・ワシントンの拳銃▼第5話/おそるべきドガ▼第6話/しあわせのトンボ▼第7話/貴婦人のセル▼第8話/薔薇と怠惰(ローズ・アンド・ルーズ)▼第9話/病院のカベ▼第10話/端皿▼第11話/エアーズ・ロックの主(あるじ)▼第12話/有罪か無罪か?(ギルティ オア ノットギルティ) ●主な登場人物/藤田玲司(メトロポリタン美術館の元学芸員で、贋作専門の画廊“ギャラリーフェイク”のオーナー)、サラ・ハリファ(Q首長国の王族の娘で、フジタの秘書)、三田村小夜子(高田美術館館長。美術界のジャンヌ・ダルクと呼ばれる) ●あらすじ/貿易会社を経営するケン・高村という男の依頼で、某国の売春宿「鳥籠酒家」を訪れたフジタ。高村は30年前、ここでミニーという娼婦に惚れて身請けまで考えたが果たせず、彼女の部屋にあったという鳥籠を思い出の品として入手したいと考えていた。清代末期の作で、ねずみとタカの意匠が施されているという鳥籠は、今もオーナーが保管していたのだが…(第1話)。 ●本巻の特徴/サラの体香をつけ狙う天才調香師のジャン・ポール・香本が再び登場。香本が自らの店にサラをスカウトし、フジタとのコンビが解消の危機に…? 「薔薇と怠惰」他、全12話を収録。
レビュー(6件)
ギャラリーフェイクの文庫版です。場所をとらないので、文庫であつめています。
高校生の頃から、ず~~~っと集めたかったのですが、タイミングが合わず結構時間が掛かりました。やっぱり面白いなぁ。
来年に入ったらポンカン対策で購入と思っていたのですが、直ぐにでも欲しい本が出来たので送料対策で!
まじめに読んでも気軽に読んでも、どちらでもOKです。
細野不二彦先生の作品の中でも非常に大好きなシリーズです。(何故文庫版の方を買ってるのかというと部屋が狭いから少しでも場所を取らないようにと・・・。)本作はアニメ化もされましたので、内容をご存知の方も多いとは思いますが、主人公のフジタは美術界のブラックジャックのような人物です。アートを通して苦悩する人々を救ったり時には自分自身で苦悶する様を是非(お手ごろな値段の文庫版で)堪能してください。