本書は、集団認知行動療法の歴史的背景や概要、実際の進め方について、第一線の現場で活躍している専門家が体系的に紹介した入門的解説書である。まず前半では、集団認知行動療法を実践するにあたって、知っておくべき基本的な知識やスキル、スタッフの役割などについて、わかりやすく解説する。後半では、うつ病、統合失調症、パニック症、強迫症、PTSDなど各疾患別や、医療、教育、職域、矯正の各領域における集団認知行動療法について、グループの目的・対象・構造・内容・実施上の留意点などを実際の活用例を交えながら、具体的に紹介する。認知行動療法、集団精神療法に興味がある人はもちろん、将来各種カウンセラーをめざす人など、多くの方々に一読をお勧めしたい書である。
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