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“意義ある失敗”の先に、成功がある 「事業を創る組織」を創り、継続的に成果を生むための変革とは──。 2,500社、12,000の事業開発から得られた実践的な知見と手法を体系的に解説。 ここ数年、日本ではこれまでにないほど、企業における「新規事業」や「イノベーション」の必要性が声高に叫ばれ、各社の意欲・関心が高まっています。企業は新たな事業の開発や創出に取り組み、次の柱を生み出すことができなければ、継続的な成長はもちろんのこと、現状維持すらも厳しい環境に立たされると言われています。 本書は、これまでに約2,500社、12,000の新規事業のプロジェクトやプラン・アイデアに携わり、業界トップクラスの新規事業開発支援の実績を持つ企業を率いる著者が、「事業を創る人や組織」をいかにして創り、継続的に成果を生み出すために必要な変革やマネジメントについて解説。数多くの事業の成長と成功、また失敗からも得られた実践的な知見と手法を、余すところなく紹介します。 著者は、「どの企業の、どのような状況にも当てはまる新規事業の成功法則や手法論は、存在しない」とした上で、「イノベーションは狙って起こすのではなく、それを阻害する要因を排除することで、中長期的にイノベーションが起きやすい環境や条件を整えることでしか、再現性を高めることはできない」と説きます。 中長期的な視点に立ち、このようなポテンシャルを備えた企業へと変革していくことでしか、「VUCA時代」とも言われる先行き不透明な状況で生き残ることができる経営を実現することは困難です。そのために企業はどうあるべきか、どうするべきかを考察し、その解決策を提示します。 企業経営者をはじめとして経営企画担当などのマネジメント層や、これから新たな事業を創出しようとするビジネスパーソンにとって、極めて示唆に富む一冊です。 第1章 なぜ今、新規事業やイノベーションが必要なのか? 第2章 新規事業開発は、なぜうまくいかないのか 第3章 いかにしてビジョンを描き、新規事業開発の方針や戦略を策定するか 第4章 良質な新規事業への挑戦を量産できる組織を作る 第5章 不確実性をコントロールする新規事業開発プロセスとマネジメントとは 第6章 新規事業を構造的にグロースさせるための理論と実行 第7章 先進的企業の「イノベーション・エコシステム」と「インキュベーションの民主化」が創る日本経済の未来
レビュー(15件)
思考軸を磨くことのできる一冊
起業向けではなく企業内新規事業開発の方法論ができるだけ一般化して書かれている。 もちろん起業に際しても使える一冊だと感じた。 経験則的な側面が多い書き口ではあるが、その経験の豊富さこそ新規事業開発に求められていることではないか。
4年前に出会いたかった
4年前に欲しかった内容です。 社内で新規事業を開発する際の流れが示されています。 ちょうど4年前にあるサービス開発に携わり、その際は手探りで進めて苦労した経験があるので、あの時にこの内容を知っていれば、もっと良いサービスが作れていたのに、と思いました。