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十年におよぶ海外左遷に耐え、本社へ復帰をはたしたものの、恩地への報復の手がゆるむことはなかった。逆境の日々のなか、ついに「その日」はおとずれる。航空史上最大のジャンボ機墜落事故、犠牲者は五百二十名ー。凄絶な遺体の検視、事故原因の究明、非情な補償交渉。救援隊として現地に赴き、遺族係を命ぜられた恩地は、想像を絶する悲劇に直面し、苦悩する。慟哭を刻む第三巻。
十年におよぶ海外左遷に耐え、本社へ復帰をはたしたものの、恩地への報復の手がゆるむことはなかった。逆境の日々のなか、ついに「その日」はおとずれる。航空史上最大のジャンボ機墜落事故、犠牲者は五百二十名ー。凄絶な遺体の検視、事故原因の究明、非情な補償交渉。救援隊として現地に赴き、遺族係を命ぜられた恩地は、想像を絶する悲劇に直面し、苦悩する。慟哭を刻む第三巻。
レビュー(317件)
風化させてはいけないあの件を扱った一冊
あの事故があった当時、私は6歳でした。幼いながらも事の重大性を感じとり、表現のしようの無い多くの感覚におののきながら画面に映るおびただしい数の人名を眺めていたのを覚えています。この本を読む事は私としてはかなり覚悟が必要だったのですが、やはり読んで良かったと心から思います。「御巣鷹」と聞いてすぐにピンと来ない方も、是非読んでみて欲しい一冊です。この作品をどこまでフィクションととらえるのかは、それぞれだと思います
感動
とても、感動しました、一気に読めるないようです、皆様におすすめします。
迅速な対応ありがとうございました。また利用させて頂きたいと思います。
沈まぬ太陽
恩地さんの考え方、生き方凄いですね。 大きい会社は判断を謝ると取り返しが付かなくなってもそれなりに成り立っているのが怖いです。
事実にもとづいた作品
発売当時に一度読み、久しぶりの再読です。自分の中でベスト3に入る作品。著者が取材して、事実をベースにして書かれた作品なだけにとてもリアリティがあり、人間くさいとこがすきです。いちサラリーマンの波乱万丈なストーリーですが、同じくサラリーマンの自分としては、勉強になる部分も多く、オススメです。