「人間の名に値する生活を保障される権利」はどうなったか。
社会主義から資本主義へと体制転換を経由したソビエト=ロシアにおける「社会的=経済的権利」の動向を分析し、社会体制と社会権の関係を考察する。著者長年の研究成果の集大成。
■第1部 社会主義時代
第1章 ソビエト市民の住宅に対する権利ー国有住宅を素材として:ソビエト住宅制度の概観/住宅利用権取得手続/国有住宅の住居利用権/権利救済手続/総括と考察
■第2部 体制転換過程
第2章 土地ーロシア土地法制の〈真空〉: 10.27 大統領令までの土地法制/ 10.27 大統領令から12.24 大統領令へ/ 12.24 大統領令/新土地法典未成立事情/〈真空〉の中で起きていること/結びにかえて
第3章 社会保障ー体制転換期における市民生活と法:社会主義時代の社会保障制度/社会保障法制の変化/変化の要因/市民生活と法ーー役に立たない法律
第4章 住宅ー住宅の商品化と住宅保障:社会主義・体制転換・住宅法制/住宅の私有化/住宅=公共サーヴィス料金制度の改革/住宅取得無償助成制度/「住宅改革」の展開/評価/むすびにかえて
■第3部 脱社会主義的資本主義の時代
第5章 体制転換と住宅法制ーロシア2004 年住宅法典の前と後: 2004 年住宅法典までの住宅法制/ 2004年住宅法典による変化/体制転換と住宅法制ーー「私有化法」問題
第6章 年金法: 2002 年施行の新年金法制/年金権に
関する憲法裁判/ 2015 年施行の新たな年金法制/ロシアの年金年齢引上げについて
終 章 社会体制と社会権:資本主義社会における社会権/社会主義社会における社会権/体制転換(再資本主義化)後の社会権/結語
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