脳血管性痴呆は老年期痴呆の約過半数を占めていたが、この10年程で比率が変わり、脳血管性痴呆の比率が小さくなってきている。これは脳卒中後遺症に対する抗血小板療法、脳循環代謝改善薬使用の普及によると考えられる。積極的な薬物療法が疾患に大きな影響を与えることは抗血小板療法普及により一過性脳虚血発作が減少していることより明らかであり、脳血管障害には積極的に薬物療法を行うべきである。21世紀は疾患の予防に労力と金を使うべきとの筆者の主張の一部が証明されたといえる。本書はこれらのいろいろな問題について、Q&A方式で述べてある。
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