ブギーポップ・ダウトフル 不可抗力のラビット・ラン(1)
君は自分が正しいことをしてると思うかい? 何も間違ってなくて、悪いのは他のヤツのせいだと? でもほとんどの人間が君と同じように考えているから、正しいことを決めるのは絶対に不可能なんだよ。それがわからないと、逃げ出し損ねたウサギのように狩られるだけさ。その相手が炎の魔女になるか、死神になるかは君次第だけどね──街から少年少女が消える〈計画〉を巡って、九連内朱巳と羽原健太郎、二人の天才が対立する。互いの姿を相手に見せない息詰まる頭脳戦の果てに待つのは、しかし彼らの想像も及ばぬ混沌と虚無の産物“ラビット・ラン”だった。何もかも踏みにじり、一切の反省を持たない無邪気な悪意が拡散し、世界が抵抗不能の破滅に汚染されていくのを彼女らは阻止できるのか……?
重要人物たちが激突する、ブギーポップ待望の最新刊!
レビュー(7件)
魔女のしもべと傷を誇る少女
個人的に一押しで好きキャラの口先だけで世界を転がすハートフル・レッドこと九連内朱巳と、当人は不服かつ満足してないだろうけれど紅蓮の魔女が大きな信頼を寄せている相棒の羽原健太郎。この二人が敵対する理由は次々と消える少年少女の失踪事件。どちらも魅力的で読んでいて楽しい、表紙の二人はちょっぴり。
久しぶりの本編!
ブギーポップはやはり本編が一番です。 まあこの著者の作品はすべてブギーポップ・ワールドとも言えるのでしょうが、本編は読んでいて安心感があるというか、「ああ、これこれ」という懐かしさがあります。 このシリーズは学生の頃からずっと読んでいますが…、 今作も懐かしい面々がちらりと登場したりして、当時の思い出まで蘇りました。 それにしてもこのシリーズ、本当に収束するのでしょうか? してほしいような、ずっと拡散してほしいような。