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〜 初々しいふたりと すこし疲れたふたりに 〜 「祝婚歌」「I was born」などで知られる詩人・吉野弘さんのアンソロジー。 他に、「夕焼け」「奈々子に」など代表作を網羅しました。 「これは、ぼくの民謡みたいなもの」とみずからコメントした詩「祝婚歌」は、 多くの人に暗誦され引用されて広まっています。 「現代詩がひとびとに記憶され、愛され、現実に使われるということは、 めったにあるものではない」と、茨木のり子さんにも絶賛された一篇です。 二人が睦まじくいるためには 愚かでいるほうがいい 立派すぎないほうがいい 立派すぎることは 長持ちしないことだと気付いているほうがいい (...) 健康で 風に吹かれながら 生きていることのなつかしさに ふと 胸が熱くなる そんな日があってもいい そして なぜ胸が熱くなるのか 黙っていても 二人にはわかるのであってほしい (「祝婚歌」)
レビュー(70件)
娘の結婚のときに贈りました。自分も何度も読み返しわが身を振り返っています。良い詩がたくさん載っていてしみじみとします。
満足です
数十年前にこの本の内容の一部を原稿用紙で見た事がありました。今回改めて新鮮な気持ちで我を振り返る糧にできます。
長男の結婚式で謝辞として
長男の結婚式で新郎の父親として これから二人仲良く暮らしていけるように祈念し 謝辞の言葉に引用させてもらいました。 全文 「ただいまご紹介にあずかりました新郎の父 ○○でございます。 ○○家・○○家を代表いたしまして ひと言、 おん礼のごあいさつを申し上げます。 本日はお忙しい中、 大勢の皆様にご臨席をたまわり 深くおん礼を申し上げます。 先ほどより新郎新婦に対し 温かい励ましのお言葉を頂戴し 感謝の気持ちでいっぱいでございます。 なにぶん、まだまだ未熟な二人ではございますが、 皆様方のお力添えをたまわり 温かく見守っていただければと思います。 ところで、 皆様のテーブルの上にA4の紙一枚を 配らせて頂きました。 ご覧になって下さい。 吉野弘の祝婚歌という詩です。 ご存じの方もいらっしゃると思います。 私達家族のふるさと 山形県酒田市出身の方なのだそうです。 じつは私も最近知りました。 お時間がある時に、 ゆっくりと読み返して頂ければ幸いです。 息子夫婦、ここにご臨席の方々が 末永く幸せな家庭を築いていけますように 祈念いたしまして謝辞と致します。 本日は有り難う御座いました。」 出席した方々から大きな拍手を頂きました。
プレゼントで使用
大変喜ばれました。また、ご縁がありましたら利用させていただきます。
母親に頼まれて注文しました。体裁もよく、字も読みやすく、内容はもちろん、喜ばれました。