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昭和31年、熊吾は大阪の中華料理店を食中毒事件の濡れ衣で畳むことになり、事業の再起を期して妻房江、息子伸仁を引き連れ富山へ移り住む。が、煮え切らない共同経営者の態度に、妻子を残して再び大阪へ戻った。踊り子西条あけみと再会した夜、彼に生気が蘇る。そして新しい仕事も順調にみえたが…。苦闘する一家のドラマを高度経済成長期に入った日本を背景に描く、ライフワーク第四部。
昭和31年、熊吾は大阪の中華料理店を食中毒事件の濡れ衣で畳むことになり、事業の再起を期して妻房江、息子伸仁を引き連れ富山へ移り住む。が、煮え切らない共同経営者の態度に、妻子を残して再び大阪へ戻った。踊り子西条あけみと再会した夜、彼に生気が蘇る。そして新しい仕事も順調にみえたが…。苦闘する一家のドラマを高度経済成長期に入った日本を背景に描く、ライフワーク第四部。
レビュー(53件)
天の夜曲
213310-20140926-0997516338。 宮本輝が好きな作家なので。
好きな小説です
流転の海シリーズはいつも圧倒されます。無駄のない文章、描写の繊細さ、ストーリーの「流転」のさまに引き込まれます。早く続刊を読みたいですね。
お姑さんより、1から3部まで借りたのですが、面白くって一気に読んで、その後2冊も出ているというので急いで購入しました。今後の、松坂一家が早く読みたいです!熊吾さんの言葉に、いろいろ教えていただけました! なかなか、次が出ないと、有名な本のようで楽しみに待っています!
文庫化を待っていました。いっきに読めます。
どっぷりはまりました
5作品目が文庫化されたのを機会に読みはじめましたが、一つの家族の戦後の生き方に引き込まれ、どんどん読み進んでしましました。続きも楽しみです。