『罪と罰』以降の長編作品を脱構築する試み。近代ロシア社会の苛酷な現実の内側でとぐろを巻くドストエフスキーの≪霊的な存在≫たる革命的精神、その転回と障害を読み解く
1 「転向作家」の革命的精神、あるいは霊的な存在
2 『罪と罰』エピローグの問題
3 ラスコーリニコフ、あるいは挫折したイデオローグ
4 幼児性、その勝利と敗北
5 障害としてのイデオロギー批判
6 モンスターの創造ーーーー革命でもなく、反革命でもなく
7 「放浪者」マカールのイデーをめぐって
8 未完の革命家アリョーシャ
9 人間よ、祈りのなかで溶けてしまえ!
10 霊的な存在、その最後の転回
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