2025年 本屋大賞ノミネート!
構想・執筆10年ーー
稀代のストーリーテラーが辿り着いた最高到達点=バレエ小説
「俺は世界を戦慄せしめているか?」
自らの名に無数の季節を抱く無二の舞踊家にして振付家の萬春(よろず・はる)。
少年は八歳でバレエに出会い、十五歳で海を渡った。
同時代に巡り合う、踊る者 作る者 見る者 奏でる者ーー
それぞれの情熱がぶつかりあい、交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく。
舞踊の「神」を追い求めた一人の天才をめぐる傑作長編小説。
史上初の直木賞&本屋大賞をW受賞した『蜜蜂と遠雷』や演劇主題の『チョコレートコスモス』など、
表現者を描いた作品で多くの読者の心を掴みつづける恩田陸の新たな代表作、誕生!
ページをめくるとダンサーが踊りだす「パラパラ漫画」付き(電子版には収録なし)
レビュー(373件)
少数派だと思いますが……
一気に読みましたが、”物語”が始まらずに終わってしまって拍子抜け。いろんな人の目から見た主人公を描くという手法の作品はいろいろあり、ラストに向かって予想外の真実が明らかになっていくことが多いのですが、これにはそういうカタルシスがありません。主人公のキャラクターがやや漫画的で出来過ぎていて一面的。BL好き、シンメ好きはハマるかもしれない。恩田先生の妄想バレエ舞台がオタクあるあるで面白かったけれども、とにかくその長い描写のせいもあり話が同じ場所で足踏みし続ける。前に進まない。人間関係で引き込むのかと思って一人目の語り手は面白く読んだのに、関係性が深まらない消化不良。嗚呼……。悲劇の天才というのではない作品を描きたかったのかなと思うのですが、それなら現実を見れば実際にすごい人たちが山ほどいらっしゃるわけで、稀代のストーリーテラーの恩田先生ならば、ぜひこの登場人物で展開するストーリーを読みたかった。(でも99%の人が素晴らしい作品と評価されているだけあり、1800円でこれだけの芸術的知識を享受できるのは贅沢だと思います)
注文の本4月29日午前受け取りました。何も問題ありません。
Spring
恩田陸さんの新刊はまさにダンサーの細かい世界観が満載でまるで映画を見ている様な臨場感がハンパなくて、一気に読破しました。 是非是非映画化して欲しい作品です。