かつてアジア大陸の東の縁にあった日本列島は二〇〇〇万年前頃から分裂を始め、日本海とフォッサマグナが一五〇〇万年前頃までに形成された。ほぼ同じ頃、伊豆・小笠原弧がフィリピン海プレートにのって北上を開始し、関東山地を押し曲げながら、巨摩山地、丹沢山地、伊豆半島などが次々に本州に衝突・付加した。そして、現在の日本列島の形ができた。神奈川を中心とする南部ファッサマグナでは四つのプレートが重なり合い、さまざまな地球科学現象が起きている。本書は、神奈川の大地での出来事を跡づけながら、日本列島形成の解明に、七人の研究者が挑んだものである。
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