【POD】英国小松(Komatsu UK)立上げ奮戦記
2021年コマツは創立100周年を迎える。後半の50年はグローバル化の時代である。そのコマツを象徴する言葉は、グローバルチームワークと現場の頑張りである。1980年代に急速に進んだ円高により、もはや日本からの輸出では会社の将来は見通せない。そこでコマツは欧米での同時現地生産を決定した。100年の歴史の中でも、画期的なプロジェクトであった。 2017年7月21日、英国小松(KOMATSU UK)は創立30周年を祝った。設立に携わった我々は日本から駆けつけて、苦楽をともにした懐かしい英国人の元同僚たちと再会し、ともにお祝いした。その際、今も創業時から勤務する英国人が30名もいると聞き、英国人のメンバーが長くKOMATSU UKに勤めて支えてくれたのだ、感動の時だった。 コマツが100周年に記念誌を作成するので、寄稿を求められたとき、それでは、我々は、英国人の同僚とともにKOMATSU UKの設立時の苦労話を書こう、それを今後のコマツを支える人たちに残そうと思い立った。初代の小宮鳥夫社長の34ページにわたる創業時の記録も残されている。 この記録は、1986年コマツが最初の欧州工場設立した時、それに携わった仲間の文字通り手探りでの奮戦の物語である。日本人スタッフは欧州最初の工場を自らの手でとの気概に燃え、英国人スタッフは、北東イングランドに突如現れた極東の企業に採用され戸惑いを覚えながら、みんなでワンチームとなって現場で必死に頑張った。そのことが一人ひとりのこころの中で、人生で最も大切な懐かしい思い出の一つとして残っている。
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