岩手日報社発行の総合文芸誌「北の文学」第85号は、小説部門の入選作4編と過去の小説部門優秀作受賞者の小説を収録したほか、好評の巻頭コラムは阿部暁子さん(花巻市出身)の「もしも義経が平泉に来なかったら」を掲載しています。
小説部門は最終選考に残った8編を、編集委員の鈴木文彦さん、久美沙織さん、大村友貴美さんの合議で選考しました。優秀作は該当なしとなりましたが、4号連続入選を果たした谷村行海さんの「堕天」をはじめ4編が入選しました。
過去の優秀作受賞者による作品は、松田和夫さん(第78号)が「塩辛の壺」、中村均さん(第84号)が「最期の願い」と題した小説をそれぞれ寄稿。八木澤卓さん(北上市・日本現代詩歌文学館)による評論「杜陵吟社と盛岡 明治を生きた若き俳人たち」などを掲載しています。
<主な内容>
・巻頭コラム 阿部暁子「もしも義経が平泉に来なかったら」
・入選作 佐藤純子「或るまなざしの行方」/谷村行海「堕天」/梅鉢サヨコ「鬼籍の記入漏れ」/森葉竜太「冬森」
・選考経過・戦評
・詩 照井良平「天の川の使い」
・寄稿・小説 「最期の願い」中村均
・短歌 菅原伴耕「百姓譚」
・寄稿・小説 「塩辛の壺」松田和夫
・俳句 「鰯雲」武田稲子
・グラフ文学散歩
「杜陵吟社と盛岡 -明治を生きた若き俳人たちー」八木澤卓
・川柳 「アテルイの首」佐藤岳俊
・エッセー 佐藤淳子/井上葵/高橋嬢子/切替郁惠
・84号合評会から
・投稿 あの日あの時
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