江戸時代の日本では、乱伐により森林環境が徳川幕府の
長期視点に立つ育林政策によって再生し、持続可能な森林管理が実現された。
問題解決に成功した社会と失敗した社会の違いはどこにあるのか。
現代中国やオーストラリアの惨状を分析しつつ、
崩壊の危機を乗り越える道の可能性を探る。
歴史において個別の社会で発生した勃興・隆盛・崩壊のパターンは、
グローバル化した現代ではまさに全地球規模での危機へと拡大しつつある。
資源問題、環境問題、人口問題に政治闘争や経済格差の問題も含んで、
崩壊への因子はより複雑化している。だが、著者は悲観的ではない。
観念論ではなく過去の教訓から学んだきわめて現実的かつ建設的な処方箋を提示する。
世界を見る眼が変わる力作だ。
レビュー(46件)
文明崩壊
前作品の「銃、病原菌、鉄」を読んで衝撃をうけました。今作品も期待しています。
学ぶ。
オーストラリア産牛肉が安いと言って大量消費することは、豪州の資源枯渇に協力することになるということが理解できました。木材チップの輸入国として日本はやはりトップですから、マイ箸利用が言われますが、紙の消費も相変わらず問題だと思いました。人類は、飢餓に陥ることなく、あと何世代生きられるのかと暗澹たる気持ちになります。ルワンダの話も、民族紛争と言うにとどまらない新しい観点で、勉強になります。
ゆっくり海外のビーチで読む本
上巻に続いての本。下巻の方が少し庶民性があるかな。面白いことは間違いないけど読書を楽しむというよりは、理解するためがんばらなくてはいけない。文明論を扱った無味乾燥した本ではなく、読むと面白い物語という位置づけ。ゆったりと時間がある中で読むには丁度いいと思います。上下巻を通して読むと今の環境破壊のことに理解が深まると思います。
ジャレド・ダイアモンドの新作です。 かなり濃い内容で、こってりとした仕上がりです。 前作、銃・病原菌・鉄を読んで面白かったという感想をお持ちの方には特にお勧めです。 文明の滅ぶ方程式を自然現象・地政学から追いかけます。
テレビでやっていた、モアイ像の島の衰退をみたころから、興味がある話でした。自然のバランスについて興味のある方はどうぞ。