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太宰治の『晩年』を奪うため、美しき女店主に危害を加えた青年。ビブリア古書堂の二人の前に、彼が再び現れる。今度は依頼者として。 違う『晩年』を捜しているという奇妙な依頼。署名ではないのに、太宰自筆と分かる珍しい書きこみがあるらしい。 本を追ううちに、二人は驚くべき事実に辿り着く。四十七年前にあった太宰の稀覯本を巡る盗難事件。それには二人の祖父母が関わっていた。 過去を再現するかのような奇妙な巡り合わせ。深い謎の先に待つのは偶然か必然か?
太宰治の『晩年』を奪うため、美しき女店主に危害を加えた青年。ビブリア古書堂の二人の前に、彼が再び現れる。今度は依頼者として。 違う『晩年』を捜しているという奇妙な依頼。署名ではないのに、太宰自筆と分かる珍しい書きこみがあるらしい。 本を追ううちに、二人は驚くべき事実に辿り着く。四十七年前にあった太宰の稀覯本を巡る盗難事件。それには二人の祖父母が関わっていた。 過去を再現するかのような奇妙な巡り合わせ。深い謎の先に待つのは偶然か必然か?
レビュー(538件)
なかなか面白い作品です
本書は、三上延氏の空前のヒット作ですが、ヒット作というだけあってなかなか面白い作品となっています。内容も太宰治の『晩年』がテーマとなっており、フィクションでありながら、非常によく構成された内容となっています。読んでいて、つい本書に引き込まれている自分自身に気付いてびっくりです。本書はシリーズものですが、全シリーズを最初から読もうとする必要は全くありませせん。気に入ったものから読んでいかれれば、きっとその魅力に取りつかれることでしょう。
本が読みたくなる本
古書にまつわる謎解きという一見地味な内容ですが、古書にまつわるエピソードや栞子さんの本にかかわる卓越した洞察力や推理力、それを取り巻く個性的な登場人物で、読者をひきつけます。本の中に登場した古書を思わず読みたくなります。
毎回ぐいぐい引き込まれ、一気に読んでしまいます。
欲しかったので
シリーズ物なので、購入しました。本屋さんにわざわざ行かなくても良いので、重宝しています。
新作をまだかまだかと待っていました!古書を巡る栞子さんの推理が、また楽しみです。