環境危機に直面し、地域農業の姿はいかにあるべきか、その経営形態や農法はいかにあるべきか、これからの農村像をどう考えるのか、農業構造のあり方にさかのぼって議論する要性を提起するものである。本書が「持続可能な農業、持続可能な地域」を考える一助となれば幸いである。
はじめに
第1章 持続可能な農業を考える
1.持続可能な農業をめぐる議論
2.「食農倫理学」へのいざない
3.食を通して見る景色
4.改めて持続可能な開発を考える
第2章 環境危機の時代に求められる地域農業構造
─ドイツ・ブランデンブルク州の農業構造モデルをめぐって─
はじめに
1.ドイツの農業構造とその変貌
2.ブランデンブルク州の農業構造
3.農業構造法をめざして
4.農業構造の目標設定と農業構造法の成立
おわりに
第3章 ドイツ農業の将来ビジョン
1.気象災害・生態系危機とドイツ農業の将来
2.農業将来委員会の提言の要点
3.農業将来委員会「ドイツ農業の将来ビジョン」
第4章 農家から専門的農業企業へ…それともその逆か
【要約
1950年代以降の農業分野の動向
農業部門の発展─批判的に検討する
行動の選択肢と相反する目標
なぜ「エコロジカル集約化」が新しいパラダイムか
世界の飢餓問題を考えると、ドイツの生態系の強化は正当化できるか
慣行農法と有機農業の間の「第三の道」─ハイブリッド農業
結論
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