高等学校における「観点別評価」をいかに実施するか。本書では、現行の観点別評価をいかに教育理念に沿って実施できるか、現場目線を織り交ぜつつ示した1冊。
はじめに
第1章 「観点別評価」とは何かと問う前に
1 評定の「客観性」「公平性」「説明責任」をめぐって
「観点別評価」をめぐる漠然とした不安感情を取り除く
現場用語 「客観性」 「公平性」 「説明責任」で求めている内容
対応する評価研究における諸概念
「観点別評価」をめぐる懸念の整理
2 評価とは何か
評定と評価、評価の証明機能と指導機能
教師が主体的に目標を設定することの重要性
生徒の学習観と評価観の転換
評価の四つの立場と本書の立場
第2章 「観点別評価」とは何か
1 2019年版指導要録と「観点別評価」
文部科学省の立場である「目標に準拠した評価」
分析的な評価を実施する「観点別学習状況の評価」
2019年版指導要録の概要
三観点がもたらしうる混乱
2 三観点をどう捉えるか
「知識・技能」「思考・判断・表現」をどう捉えるか
教科で育成する資質・能力を階層的に捉えることの利点
「主体的に学習に取り組む態度」をどう捉えるか
単元や授業において独自の評価の観点を立てる必要性
3 「観点別学習状況の評価」と「評定」との関係をいかに捉えるか
分析的な評価と簡便な評定値
高等学校指導要録の変遷
三観点の評価結果を合算するという方法で「観点別学習状況の評価」を「評定」 に総括することがもつ問題点
評価の理念に立ち戻る
第3章 観点ごとの評価の場面・頻度と方法
1 形成的評価の可能性
評価の場面・頻度と方法に関わる懸念の確認
形成的評価と総括的評価の区別
つまずきを未然に防ぐ形成的評価
つまずきをいかす形成的評価
形成的アセスメント
2 総括的評価の可能性
記録に残す評価の場面・頻度
「思考・判断・表現」の評価方法
ステップを踏んだ総括的評価の改革
ルーブリックづくりのポイント
「主体的に学習に取り組む態度」の評価方法
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