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評論家・山本七平が、ユダヤ人イザヤ・ベンダサンとして1970年に発表し、300万部を超えるベストセラーとなった記念碑的名著。砂漠対モンスーン、遊牧対農耕、放浪対定住、一神教対多神教など、ユダヤ人との対比という独自の視点から展開される卓抜な日本人論。豊かな学識と深い洞察によって、日本の歴史と現代の世相に新鮮で鋭い問題を提示した本書は、山本学の原点となった。第2回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。 はじめに 1 安全と自由と水のコスト 2 お米が羊・神が四つ足 3 クローノスの牙と首 4 別荘の民・ ハイウェイの民 5 政治天才と政治低能 6 全員一致の審決は無効 7 日本教徒・ユダヤ教徒 8 再び「日本教徒」について 9 さらに「日本教徒」について 10 すばらしき誤訳「蒼ざめた馬」 11 処女降誕なき民 12 しのびよる日本人への迫害 13 少々、苦情を! 14 プールサイダー 15 終りにーー三つの詩 あとがきーー末期の一票
レビュー(50件)
少々偏った角度なのか? もう少し客観性を持った表現をしても良いのでは?
出版されてからかなりの年月が経っていますが、著者独特の切り口で日本人とユダヤ人を対比しています。この本に関しては賛否両論がありますが、興味深く読みました。
子供が読むと言うので。