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「やらなければならないこと」に追われる毎日から抜け出そう。働き方改革、AI、長時間労働、効率化、生産性…「時間の使い方」の巧拙で圧倒的な個人差が生まれる時代。日本のイノベーター30人、日本の主役100人、日本の起業家ランキングベスト10に選出された著者が明かす、“新しい時間術”。
「やらなければならないこと」に追われる毎日から抜け出そう。働き方改革、AI、長時間労働、効率化、生産性…「時間の使い方」の巧拙で圧倒的な個人差が生まれる時代。日本のイノベーター30人、日本の主役100人、日本の起業家ランキングベスト10に選出された著者が明かす、“新しい時間術”。
レビュー(48件)
嬉しいなあ
仕事に役立ちそうです いろいろと吸収したいです
「まずはやってみよう」と思わせてくれる本
クラウド会計ソフト「freee」の創業者・佐々木大輔さんの時間術の本。 「3か月」という柱を立てて、そこにまつわる佐々木さんなりの仕事の進め方が色々と書いてある。 読んで思うに、「3か月」というのは佐々木さんの体験から生み出された例で、 その人の集中力やプロジェクトに割ける時間などによってはもっと短かったりもう少し長くてもいいのではないかと思う。 佐々木さんは「3か月」ということを例に出しつつも、その期限よりも ・その期間は1つのプロジェクトに集中して取り組むこと。 ・考えてばかりいないでまずは動くこと。 ・まずは理想を形にしようと試みること。 ・本当に価値あることかを考えること。 など、「プロジェクトを形にしていく上で大切にしなければならないこと」を話してくれている。 その上で、佐々木氏からの「僕としては3か月ぐらいが集中力的にも成果を出す上でも、一つの区切りとしてはおすすめだよ」という提案なのだと感じた。 (なので、3か月という単位が持つ科学的な根拠がどうとかいう話ではないし、その必要性も特に感じない) 他にも私がいいなと思ったのは 目標は「自分がコントロールできることにする」という部分。 闇雲な数値目標ではなく、それを達成するために必要な「行動」を目標とするということ。 「いくらの売り上げを上げる」ではなく、「●軒の会社に営業をかける」といった具合だ。 ついつい、目標だけ掲げて「できなかった」となりがちな私にとっては「なるほど」と思った部分だ。 もう一つは、「一緒に働く人を大切にする」という点。 佐々木氏は、一緒に働く仲間との意思疎通や協力体制を良好なものにするために、 相応の時間を割くことを大事にしている。そして、それをおろそかにすると、なんとなくうまくいかなくなるということも書いている。 コミュニケーションを大事にするのは、佐々木氏が以前働いていたGoogleの組織風土でもあるようだけれど、 グイグイ引っ張っていってそうなイメージの「ベンチャーの社長さん」が きちんとそういったことに心を砕いているというお話はマネジメント経験がある身としては非常に勉強になった。 心持ちから具体的な行動まで大小さまざまなノウハウが提示されているので まずやれることからやってみようと思わせてくれる本だと思った。 文章も非常に読みやすいのでオススメです。