戦後に生まれた新傾向の“現代の美術”の一つ「スタジオグラス」。個々人のスタジオに用意された小型炉で、それぞれが自由に作る造形芸術としてのガラスを意味するが、当初はガラスの技術や技法が職人から解放されることで成り立つガラスや、自立するガラス作家を指す言葉だった。意識改革としての「スタジオグラス」の発生を評価軸に、日本の現代ガラス芸術の流れや現在活躍する作家43名について、美術評論家の武田厚が約3年半にわたり私史として執筆した連載「拡張するガラス・JAPAN」(月刊「美術の窓」掲載)を単行本化。日本の現代ガラス史がわかる貴重な一冊。
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