北国の地吹雪の中で生まれ,荒々しくかつ哀しい音色で、激しく魂を揺さぶる津軽三味線。始祖仁太坊と〈叩き〉奏法による津軽三味線の成立をつきとめ、ヴェールにつつまれていた全貌を明かす。維新、諸文化が習合する北国で力強く花開いた民俗芸能の姿を描いた名著を復刊する。
津軽三味線の誕生 目次
「津軽三味線塚」の建立
仁太坊の幼年時代ー津軽・神原の歴史と風土
失明と当道座制度
維新動乱と芸能の開放
仁太坊の八人芸
イタコのマンを娶る
エフリコキ精神と叩き奏法の開発
長男の誕生と喜之坊の弟子入り
男イダコ
長作坊の弟子入りー音澄みと長泥ヨサレ
日清戦争と馬市ー梅田豊月と森田源助
日露戦争と唄会ー喜瀬の桃と津軽手踊り
三味線大会・ブームの到来ー仁太坊の南津軽巡行と奏納三味線会
仁太坊最後の弟子ー白川軍八郎
末ばてよくなる三味線コ
津軽三味線界の煌星たち
あとがき
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