- 640
- 3.94
本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の智将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の集大成。『満願』『王とサーカス』の著者が辿り着いた、ミステリの精髄と歴史小説の王道。 【受賞・ランキング入賞結果】 第12回山田風太郎賞 『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編第1位 週刊文春ミステリーベスト10(週刊文春2021年12月9日号)国内部門第1位 「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマガジン2022年1月号)国内篇第1位 『2022本格ミステリ・ベスト10』(原書房)国内ランキング第1位 「2021年歴史・時代小説ベスト3」(週刊朝日2022年1月14日号)第1位 『この時代小説がすごい! 2022年版』(宝島社)単行本第3位
レビュー(640件)
直木賞受賞の話題作!さすがの臨場感!最高でした。
母が読みたくて購入。届いたらあっと言う間に読み終えました。大変面白かったそうです。 すでに3回目も読み終えています。
TVで直木賞作家の米沢穂信氏が出ていていたのを見て、黒牢城を読んでみたい興味に駆られました。いざ読み始めると侍言葉に聞きなれない言葉ばかりで馴れるまでちょと戸惑った。歴女と言われる部類の人でもないので。そんな私でも読み進めて行くうちに引き込まれ戦国時代のお城の中の状況とか浮かんできて進んでいく中で見ている、考えてる自分がそこにいる感じになります。
最初は読み難い本だと思いましたが、読んでいるうちに引き込まれて、面白く読み終えました。
直木賞を取ったので、発注しました。病院の待ち時間で読んでいます。